「果樹園の虫たち」〜地域の自然を学ぼう〜


河合浩樹さん
豊橋市中原町で、地産地消型みかんの木オーナー園地を管理する河合果樹園の河合浩樹さん。河合さんがつくる無農薬レモンや厳納薬みかんの栽培では、虫のライフサイクルや害虫の天敵を上手に活用しています。そのため、虫の観察がとても重要な仕事になるのだとか。そんな河合さんが、果樹園に現れる虫たちを順番に紹介します。

環境に負荷をかけない農業の評価の仕方として、その園地の植物や昆虫の多様性で評価をしようという試みが始まっています。法律で縛るのではない安全性の見極め方を、昆虫の多様性で説明すると消費者の皆さんでもわかりやすいのではないでしょうか。

もう一つ、「食農教育」がクローズアップされています。「食農教育」とは、私たちが食と農のつながりによって、自然とともに食べものをつくり、暮らしを立てているという生活の根本を学ぶこと。現在の豊かな生活は、過去に比べ、人と自然とのかかわりや地域の力が弱くなっていると言われています。

果樹園にあらわれる虫たちが、この地域の農業と自然を考えるきっかけとなり、農業がさかんなこの地域で、地域の人と自然とのむすびつきを回復するきっかけとなればうれしく思います。

河合果樹園のテーマ

テントウムシ春〜テントウムシが遊ぶ草の上。
夏〜小ブナが泳ぐ小川。
秋〜赤とんぼが飛ぶ田んぼ。
冬〜水鳥が羽を休める小さな池。

そんな風景を大切にしていきたい・・・。

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豊橋百儂人

穂の国で魅力ある農業を伝えるために奮闘しているプロフェッショナル農家集団です。河合果樹園代表の私は檸檬儂人として参加しています。

 
第1回「ゴマダラカミキリ」
第2回「ナガサキアゲハ」
第3回「ミイデラゴミムシ」
第4回「カブトムシ」
第5回「ジョロウグモ」
第6回「ヒメカメノコテントウ」
第7回「イセリアカイガラムシ」
第8回「ベダリアテントウ」
第9回「ヒラタアブ」
第10回「ナナホシテントウ」
第11回「ハナグモ」
第12回「アオカミキリモドキ」
第13回「ダンゴムシ」
第14回「タマムシ」
第15回「ヒメマルカツオブシム」
第16回「アオオビハエトリ」
第17回「アオバハゴロモ」
第18回「人面グモ大集合」
第19回「ウスバカゲロウ」
第20回「オオヒメグモ」
第21回「コクロヒメテントウ」
第22回「オオミノガ」
第23回「カマキリタマゴカツオブシムシ」