ジョロウグモ |
河合果樹園で作っている無農薬レモンは、いろいろな天敵を利用して害虫の発生を抑えています。その中で食物連鎖の上の方にいるのがクモの仲間です。正確に言うと昆虫ではありませんが、農薬を減らすとたくさんの種類のクモを確認できるようになるためここで紹介します。
里山の環境の状態を判断するのにクモの多様性を挙げることも多くなってきました。当園の例では無農薬レモンの葉を食べてしまうアゲハチョウが、クモの巣にかかる瞬間を見たことがあります。ただ益虫も食べてしまうのがちょっぴり残念です。
画像は11月になっても見られるコガネグモ科のジョロウグモです。体色の美しさから秋の女王と言われるジョロウグモの巣には、小さなクモ(10分の1ぐらい)がエサのおこぼれを待ちながら同居しています。この小さなクモがジョロウグモの雄で、「ノミの夫婦」などと笑うこともあります。この時期えさが少なくなってくるため、最後はこのオスはメスに食べられてしまうと言うことです・/td> |