第6回「ヒメカメノコテントウ」
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今回はテントウムシを取り上げます。テントウムシはミカンやレモンを栽培する上で害虫を退治してくれるとても働き者の天敵です。果樹園の虫たちの中でこれからも数種類を取り上げていこうと考えています。
春、ヒメカメノコテントウはカラスノエンドウのアブラムシを食べているのをよく見かけます。あまり知られていませんが、環境に配慮した栽培をしているとミカンの収穫中にも見ることができます。 |
ヤノネカイガラムシがいる枝で多く見つけることから、ヤノネカイガラムシを食べているのではと河合果樹園では推測しています。このことは天敵の本にも書いてないので、これからも観察を続けていこうと考えています。
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ヒメカメノコテントウは背中の模様にいろいろなパターンがあります。ミカンの葉の上にいる(画像1)のが普通型と呼ばれるタイプです。次にミカンの上にいる(画像2)のがセスジ型と呼ばれるタイプです。またとても珍しい黒化型などのタイプがあります。私もこの黒化型を見たことがありません。みなさんの中で見つけた方は、ぜひ教えてくださいね。 |
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画像3は春にカラスノエンドウの上で交尾をするカップルです。同じタイプの模様でも個体差がかなりあり、じっくり観察するとおもしろいと思います。年によって発生量が違うのもヒメカメノコテントウの特徴です。 |
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