「果樹園の虫たち」〜地域の自然を学ぼう〜

第11回「ハナグモ」

ハナグモ
【画像1】
今月はみかんの花が咲く時期によく見かけるハナグモを紹介します。ハナグモが大きく足を広げている姿を見ると、このクモがカニグモ科なのが理解できると思います。

【画像1】はみかんの花の中で、蜜や花粉を求めてやってくるハチ、アブ、ケシキスイなどを待ち伏せているハナグモです。ここで待っていればエサにありつける可能性は高いですよね。頭のいいクモのような気がします。それとハナグモは度胸が据わっているため写そうとしても逃げません。この撮影中もじっと動かずにいてくれたので、写し安かったのを覚えています。皆さんのお庭の花にもよくいるクモなので、見つけてみてください。

ハナグモ
【画像2】
【画像2】はレモンの温室の樋にとまっていたハナグモです。このハナグモは体色が緑色で背中に模様のある型ですが、体色も白っぽかったり、背中の模様もないものがいたり、模様が少しずつ違う型がいるようです。この模様をよく見ていると何となく人間の顔に見えませんか?私は撮影したときに、人面魚ならず人面グモかと思ってしまいました。河合果樹園の人面グモ大集合へ

【お話し:河合浩樹さん(河合果樹園)】

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