河合果樹園のIPM【総合防除】・・・・・当園では天敵、発酵肥料、ミネラルのキレート化や錯体化、EM菌による抗酸化技術、耕種的防除などの幅広い知識を用いて対応しています。
河合果樹園では環境を守るために総合的な管理により無農薬で作ったり、減農薬で作ったりしていますが、使用する場合でも農薬の使用量は考えられないぐらい格段に減らしています。
これは単純な技術でなし得る物ではなく、温室みかんや露地みかんで使用する場合でも、農薬は天敵に優しいものを適期に。そうすることでクモなどの天敵が増えダニなどの発生が少なくなります。こういった情報は研究機関や農薬メーカーでも使用地域ごとに効果が違うため公開されていないのが現状です。無農薬レモンの栽培技術の確立から、虫の生態を数多く学んだ経験から初めて発見できるものだと最近思っています。
当然、植物の生理にあわせた発酵肥料の技術やミネラルを錯体化させる技術で悪玉菌が繁殖しづらい環境に整えています。
またいろいろな菌が作り出すビタミンC、ビタミンE、リコピンなどの抗酸化物質が作物の耐病性を高めてくれるように、光合成細菌をタイミングよくまいています。
もう一つ、風とおしのよい果樹園にも心がけています。情報と心地よいそよ風が吹く・・・。
このページでは
河合果樹園で作っているものを紹介します。
安全でおいしいものを作るため、農薬と化学肥料の使用を代替え技術を使って減らしています。最初の頃はいろいろと失敗もしましたが、今では安定して栽培できるようになりました。
とにかく育てる思いはいっぱい、温かく見守ってください。安全に対する取り組みが認められ、
平成15年度、
第5回全国果樹技術・経営コンクールにて
農林水産省生産局長賞、
平成20年度、
第14回全国環境保全型農業推進コンクールにて
農林水産大臣賞を受賞、
平成27年度、
第43回毎日農業記録賞優秀賞、平成30年度、第48回日本農業賞大賞を受賞しました。
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露地みかん |
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上の図で善玉菌の勢力が強くなると、日和見菌は善玉菌になります。抗酸化成分一杯の状態になり無農薬栽培が実現できます。これが無農薬栽培の前提条件です。
無農薬温室レモン(河合果樹園の技術の集大成、完全栄養で食べられるレモン) |
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ボックス栽培でレモンを作っています。レモンは皮に栄養が多いので、皮まで食べられるように無農薬で(化学農薬&有機農薬不使用)栽培しているんですよ。また四季咲きの性質を利用しているので9月から4月までの長い期間出荷しています。9月から12月までのレモンはグリーンレモンで特に香りが楽しめ、抗アレルギー成分のヘスペリジンを多く含みます。1月から4月は黄色く色付いた完熟レモンで、甘味を感じるため我が家ではフルーツレモンと呼んでいます。通常栽培より生育が遅いため2~3ヶ月余分に木にならせています。そのため皮が柔らかく果汁が豊富になります。お客様に、こんな無農薬レモンは食べたことないと言われている、日本一の無農薬レモンです。済陽高穂先生は無農薬のレモンを薦めておられます。
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無農薬温室レモンの秘密 初恋レモン街道のページ 日本一のレモン
昭和40年代の品種を当園の無農薬技術で復刻しました。当時、こんなものは売れるわけがないといわれて消えていった品種ですが、歯ごたえ、香りがとてもいいため、河合果樹園でずっと試作していました。お客様からの要望で、H22年に本格販売にこぎ着けました。温室の中で根域制限をして完全無農薬を実現しています。また露地栽培では低農薬レモネーディアとして販売しています。四季咲き性を利用して8月~4月まで収穫&発送。レモンなのに酸っぱくなく、剝きにくいですが手で皮がむけるという特徴があり、収穫時季によって味が違うので味の変化をお楽しみください。。レモンとオレンジと文旦を混ぜたような味だと思います。平成27年、レモネーディアのサンドイッチがここ豊橋でブレイクしました。またスムージーにすると絶品です。
その他 |
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自然栽培レモン、紅甘夏、マザーヴィクトリア、無農薬ライム、無農薬ベルガモット、無農薬初恋リーフ、
無農薬みかん、など。
研究品目としてその他にも適応試験をしています。 |
善玉菌と悪玉菌の関係・・・菌が安定している普通の状態では大部分は日和見菌というどっちつかずの菌が大半を占める。発酵合成や抗酸化の方向へ傾くと日和見菌は善玉菌になり、腐敗や酸化の方向になると日和見菌は悪玉菌になる。
EM菌とは・・・EMとは有効微生物群のことで、作物生産に有効な乳酸菌、酵母菌、放線菌、光合成細菌、有用糸状菌など、10属80種以上の微生物群を複合した培養液です。EMによって発酵した有機物には、有機酸、アミノ酸、糖類、ビタミンが豊富に含まれます。中でもビタミンCやビタミンEが多く植物に吸収されると、収穫されたものはとても日持ちがよくなります。当園の発酵技術の中心的な善玉菌の集まりだと理解してください。
12月に順次加温すると1ヶ月ちょっとで花が咲きます。その後花弁落とし、摘果、枝つりなどの仕事を経て、6月中旬から9月中旬に収穫します。抗酸化力のあるみかんに仕上げるため、ぼかし肥料中心の施肥とEM菌を使用しています。一度食べたら忘れられない食感と濃くのある甘味を堪能してみませんか?もちろん通常栽培の7割減の当園オリジナルの厳納薬栽培です。また雑草をコントロールしながら草生栽培をしています。土の上には害虫を食べる昆虫が一杯です。
ダニの天敵のチリカブリダニを上手く使っています。 機能性成分のお話
極早生みかん、早生みかん、青島みかん、寿太郎みかんを中心に作っています。平成12年から環境のためと、より栄養価の高いみかんを作るために、化学肥料を使用しない栽培に切り替えました。(木が枯れそうな場合は化学肥料を発酵させて散布する場合もあります。)またスピードスプレーヤーで農薬散布することで散布量5割、総合管理で散布回数6割を削減しています。11月中旬から2月中旬に順に出荷しています。
H13年度産より、愛知経済連の認証を取得しています。 今年も無化学肥料、最小限の農薬そして春草草生で栽培しています。もちろん天敵に優しい技術を使っています。
当園では農薬を極力減らそうとしている栽培を、厳納薬栽培と・・・。うまい?
温室みかん(この栽培では珍しい減農薬栽培です。) |
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