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 ワンポイントアドバイス 
 
経営
このページの更新もすっかりサボってしまって・・・。滑り込みですが、03年のワンポイントアドバイスは売上ダウンの厳しい農業経営の中でのモチベーションの維持について管理人さんなりの考えを書こうと思います。モチベーションを日本語にと訳すと動機付けと書かれており、その意味は『生活体を行動に駆り立て目標へ向かわせるような内的過程。・・・・・・・・・・云々』とか書かれています。ちょっと難しすぎて管理人さんも(^o^)丿状態です・・・。最近ではサッカー選手が特に口にするんで、皆さんも何となく意味は知ってるはずです。
 
 よい経営をするのに重要な要素には、@人間力(健康で勤勉であること)、A商品力(継続的な収入源)、B資金力(支払いに必要な資金)だと言われています。この中で一番重要なのは人間力ではないかと管理人さんは考えます。健康で勤勉でありつづけることは非常にむずかしいことですが、モチベーションを上手に保つことで人間力を少しでも向上維持していければと思います。ちょっとアバウトなところは許してくださいね。
 
 さてモチベーションを保つためにはどうすればいいでしょうか?どういった場面でモチベーションが上がりますか?いろいろな事があると考えられますが、話を簡単にするため情報といった側面から一緒に考えて見ましょう。農家の経営者の場合、@同業者仲間との会話、A視察に行く、B講演を聞きに行く、C本や新聞を読む、Dインターネットの情報、E専門家からのレクチャーなどがあると思います。情報を得ることで好奇心が芽生えたり、活力が生まれてくれば自然とモチベーションはあがる方向に向かいます。
 
 いろいろなかたちで情報を得ても、自分にとって興味のあるものばかりだとは言えませんよね。自然に自分のほしい情報を集めるためには、集めたいまたは興味がある情報について自分なりのキーワードを整理しておくことをおすすめします。(例:無農薬レモン、天敵、エリオシトリン。)最初は3つぐらいのキーワードから始めて見ましょう。
 
 これらのキーワードを常に念頭に置いて、いろいろなかたちで情報発信したり会話の中に取り上げることで、ある時から自然に興味のある情報が集まるようになります。キーワードで情報を集めることによってキーワードもどんどん増え情報が情報を呼び、好奇心が常に生まれてくるという状態になればモチベーションが保てるはずです。またインターネットの検索、ソニーのコクーンなどでキーワードでも情報を集められます。
 
作家の村上龍は「好奇心は人間の考えや行動を突き動かすエンジンみたいなもの。」と言っています。うまくまとめれなくていけないのですが、モチベーション保つために好奇心を生むような情報を集めてみてくださればと思います。<(_ _)> ちょっと表現力に問題ありで解りづらくてすみません。



 利益を多くするために経費を下げると言うことは前からアップしていましたよね。02年はちょっと難しくなるかもしれませんが、少しでも高い単価(シーズンンを通した平均単価が高いという事)で販売するにはどうしたらよいかと言うことを書きます。作っている作物もいろいろあると思いますが、昔から言われているのは、収量を多く取る、品質の良いものを作る、相場の良いときに出荷する、などではないでしょうか?
 
 ところが成熟した資本主義経済の下では,これらの要因をすべて満たしながら逆の要因が出てきました。スーパー流通の割合が高まるにつれて、相場の良いときだけでなく、悪いときでも最低量を出荷しなければいけなくなってきたのです。悪いときでも継続的に出荷していると、長い目で見ると信用度が増し手取り単価が増えていくのです。もはや昔のような相場士的な発想は、消費者の浮気な消費動向と実需者には通用しなくなっているのです。農家が少しでも高い単価で販売したいのなら、長い期間、需要に合わせて量を調節しながら販売するように、栽培体系と栽培技術の確立をしなければなりません。非常に難しいことですが、視点を180度変えてやってみましょう。
 
 JAS法ができて、益々安全で安心できる農産物が求められています。3年位でほとんどの農産物は減農薬・減化学以上でないと認められなくなるでしょう。高い単価で販売できると言う過剰な期待はできませんが、今の単価を最低限維持するためと環境への配慮から、少なからず取り組まなければならなくなると思います。消費者の方とお話をしていると無農薬・無化学肥料の農産物が一番良いと思っており、品質や栄養面のことはあまり知りません。無農薬・無化学肥料の農産物でも一定以上の品質をクリアーしていないもの(よく家庭菜園で見られる)は、農薬・化学肥料を使った農産物より栄養面で劣っていることがあるということを解ってもらいたいのですが・・・。最初は経費削減の延長線上だと思えば、取り組むのに精神的負担は軽いはずです。
 ああー、話が難しい。ちょっと一腹。続きはまた。



 せっかく農業を経営しているんだから、利益は大いにこした事はないですよね。利益を多くするにはすこしでも高い単価で販売するか、経費を下げることが手っ取り早く解りやすいと思います。現在、経済はデフレスパイラルに落ちいっており、ほとんどの農家は単価アップは望めないと思います。そこで01年は経費を下げるということを取り上げようと思います。
 
 経費にもいろいろありますが、ほとんどの農家に当てはまるのは肥料費と農薬費ではないでしょうか?それらの単価を常に注意して、仕入れ方を考えるだけでかなりの金額を浮かせることができます。売上の1%ぐらいの金額は楽に出てきます。そのお金で夫婦二人で海外旅行にいけるとしたら、やる気もおきるでしょう(特に奥さん)。
 
 では具体的どうするかというと、既存の仕入先別にアイテムと単価を一覧表にします。次にインターネット上の農業情報とホームセンターをチェックします。ここまでやると何か見えてくるはずです。特に最近はホームセンターのほうが安いものがちらほらあることが解るはずです。昨年から化成肥料(15−15−15)は普通2000円以上するものが980円で売られ、除草剤も5年前に1800円していたグリホサート(非農耕地用なので駐車場や荒地の管理、屋敷周りしか使えませんが・・・。)は現在一本398円(とうとう197円の広告が入りました。)で売られています。登録の降りているものでも03年になったら、500円ぐらいになっています。ホームセンターで買うラウンドアップハイロードとJAで買う値段が同じなのはちょっと納得いかないですが・・・。
 
 ちょと堅い話ですが、一度やって見ると面白いですし、仕入先との単価交渉にも役立つと思います。めんどくさいと思う人は仲間でやるといいですよ。

液体攪拌ノズル


 浜松の産業祭りでこれは使えそうと言うものを見つけました。霧のいけうちと言うスプレーノズルを作っている会社のブースで、新製品として展示してあったのが画像の液体攪拌ノズルです。工業用に作られたものらしいのですが、農薬のタンクの攪拌に使えるのでは?攪拌機を動噴につけるより、簡単、安い、軽い、etcといったメリットがあると思います。ちなみに画像のPP製のもので1000円ちょとということ。他にステンレス製のものもあるそうです。
 ためしに使ってみましたが、500Lぐらいのタンクまでなら十分使えます。物はためし、ちょっと使ってみてね。調子のいい使い方を見つけた方は掲示板にて情報発信を!
 ブースにて丁寧に説明、実演してくださった雪野さんありがとうございました。

魚ソリューブル

 魚肉タンパクをまるまる酵素分解して液化、・濃縮して作られた、アミノ酸植物総合栄養剤です。JAS法にたいしても使用でき、価格も20KGで3000円(葉面散布:1000倍)とお手軽だと思います。保証成分は6.0−1.1−1.2ですが、みかんではどちらかというと生殖成長に傾くような気がします。私たちのグループでも、化学肥料の使用を止めるために取り入れています。
 
 アミノ酸で肥効を調整できるように成ると、今までとは違った植物の生長に驚く場面が出てくるようになるので試してみてください。味の素のバイタルパウダーが非常に売れていたり、TVでもアミノ酸パワーを取り上げたりするようになってきている中、生産者も植物に対するアミノ酸のパワーを勉強してみると非常に面白いと思います。
 興味のある方は、川合肥料株式会社まで。
 



除草


 気候も暖かくなってきて庭の雑草も目立ってきていると思います。草取りはなかなか大変な仕事ですよね。画像は除草剤を散布する電池式の噴霧器です。除草剤をまくことに抵抗もあるでしょうが、この噴霧器を使うと非常に少ない薬の量で枯らす事ができます。時間と体力を節約したい方にはもってこいです。3リットルと5リットルタンクのものがあり、ホームセンターで売っています。5リットル用のほうがパワーがありお薦めです。値段は¥5980から¥6980ぐらいの範囲なら買いだと思います。薬剤は成分名グリホサートのものがお得で、倍率は100倍でOKです。枯れるまでに時間がかかることと、寒い時期の散布は効果が出ないことに注意したください。草の小さいうちにまくのがコツです。
 
 除草剤は土を荒らすのであまりよくないものだと思っている方で仕方なく使う場合は、EMぼかしかEM米のとぎ汁液をまけば土が荒れるのを防ぐことができます。EMの詳しい説明は、後々アップロードするつもりです。 






ファームA
 皆さんはステビアという植物を知っていますか?。南米パラグアイ原産のキク科の多年草で、ジュースや食料品の甘味料として使用されています。この植物の茎から抽出した成分を、農業に使用できるようにしたものが、ここで紹介するファームAと言う商品です。今年から当園でも使用していますが、使用方法を間違えなければかなり効果があると思います。
 
 ファームAを使用した農産物は糖度アップ、日持ちの向上などの効果が確認されており、東京築地青果において通常売価の1割から2割高く取引されています。関東周辺の市場関係者も注目し始めているので、よりいっそうの高品質を目指している方は使用してみるのも面白いと思います。ただ基本的な肥培管理をしっかりしないで使用すると、高品質低収量になる可能性があるので注意してください。
 
 価格は400cc入り3800円で500倍から700倍で使用とうたっていますが、ある程度高品質生産されている方は1000倍から5000倍で十分いけるでしょう。詳しく知りたい方はステビア農産物で検索してみてください。